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Author:奨学生
芦原奨学校のメンバーたちです。 1期生 : 宇那木 崇広、北 雄介、金野 千恵 2期生 : 圓城寺 俊介、荻原 秀祐、櫻田 和也 3期生 : 桑木 真嗣、森川 啓介、横山翔大
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こんにちわ!3期生の桑木です!
イタリアの少し南にあるプロチーダ島という場所に行ってきたときのことを話します。

プロチーダ島はナポリから船で20分ほどの位置にあります。 イタリアでも南部の人達が主に訪れるリゾート地です。

この島の港にはとても鮮やかな色の建物が並んでいます。 これは漁師が漁から戻ってくる時に、自分の家を識別するために塗られているそうです。

ここは陸にいる人にではなく、海から見るためにつくられた街並みなんです。
日本にも海から見る街並みがあります。

京都北部の伊根町は「伊根の舟屋」が作り出す景観が認められ、国の 重要伝統的建造物群保存地区(長い!)に指定されています。
このまちの舟屋も色こそ派手ではないですが、建てられた時期などにより複数の形式に分かれています。 そして、舟屋形式はその家のアイデンティティ形成に重要な役割を果たしているようです。 (↑たまたま舟屋に居たおばちゃんに聞いた話です。)
これらの街並みを見ていて感じることは「私たちは外から街並みを見る機会が少ない」ということです。 「海から見る」という行為がこれらの街並みの統一感と多様性を両立させている要因ではないのかなぁと 思います。
普段、何気なく歩いている道もちょっと離れてみるともしかしたら面白いものが隠れているかも・・ と思ったのでした〜
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| 水のある街並み@京都・雲ヶ畑&上賀茂 |
北@京都です。
先日、雲ヶ畑と上賀茂という、京都でもなかなかマニアックな街並みに行ってきたので書きます。
京都を南北に貫く鴨川を上流に遡ると、出町柳で二手に分かれ、名前をかえます。貴船、鞍馬のあたりから流れ込むのが高野川、そして雲ヶ畑を源流にするのが賀茂川と呼ばれます。
雲ヶ畑は山深い集落。茅葺の家もちらほらと見られます。平地が狭いため、高密度に建て増しがされています。 その家々を縫うように、川が流れます。生活用水であることはもちろんですが、わずかな土地で水田もつくられています。そして源流(と言われているところ)にはもちろんそれを祀るお寺があります。

 小学校の裏手
 田んぼ
上賀茂はその下流10kmちょっと、京都盆地に川が出てきたあたりにあります。 上賀茂神社は僕が京都でも最も好きな神社です。建物自体はこじんまりとしていますが、山アテの配置が絶妙。賀茂川から水を引いた「明神川」が境内を流れ、清々しい雰囲気です。

その明神川を下るとすぐ、社家町があります。上賀茂神社の神官たちが住んだ邸宅が並びます。 明神川の南に社家が並んでいるのですが、おもしろいのがここでの水の扱い。土壁の中の小さな取水口から敷地内に水を引き入れ、庭の池に、そして生活用水にも利用します。そしてきれいな水を、再び川に戻します。 汚水となったものは、敷地の奥で土に戻すための別水路があるそうです。

 小さな取水口
 庭の池
たしか古谷誠章さんがベネチアの水について、ノリの言う図と地に加わる第三の要素となり、一気に街がおもしろくなるというようなことを書いていました。 雲ヶ畑、上賀茂神社、社家町についてもまさにそうで、三者三様に水が入り込んで、空間の魅力を増しています。昔の社家町の平面図を手に入れましたが、かなりおもしろい。
グーグルマップであちこち飛んでいると、水をめぐらせた街というのは結構あります。それが木々の生い茂るせせらぎなのか、整備された水路なのか、それとも暗渠かドブ川か。結構、「行ってみないとわからない」場合が多いです。
written by 北(1期生)
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| テンポラリーな街並み@リオ・デ・ジャネイロ |
みなさん、お久しぶりです。3期生の横山です。
南アフリカのワールドカップが始まりましたね。日韓ワールドカップの時は日本も街を挙げて盛り上がってましたし、南アフリカの街もさぞかし盛り上がっていることでしょう。
そんな今日は「お祭り」が生み出す都市的な風景の可能性について短いですが考えてみます。
奨学金旅行でブラジルのリオ・デジャネイロに行った時、現地の建築家に言われたのは「此の街は今は落ち着いて見えるかもしれないけれど、サンバの時は風景が一変するよ!」ということでした。街並みは、歴史とともに徐々に変化するだけではなく、一年周期で変化することもある、というのはその時の僕にとって全く新しい街並み感でした。

確かに街にはサンバの会場が幾つもあり、道路も「その時」に向けて広かったり、期待させるものでした。リオは2016年のオリンピック開催も決定していますし、街並み的にもまた面白い展開をするでしょう。要注目の街です!

ハードとソフト、という対立でいうなら建築は間違いなくハードと分類されるでしょう。でも「祭り」というソフトに建築が影響を受け、ひいては街並みへ影響を与えていくということは多くの設計者が見過ごしているけれども近年再評価の動きが増えているような気がします。
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| アスプルンドの風景 |
こんにちわ!!3期生の桑木です、 昨年、スウェーデンに行った際にグンナール・アスプルンドの「森の葬祭場」へ行ってきました。

世界遺産にも登録されているこの墓地は、その成熟したランドスケープが心を打つ空間を作り出しています。 エントランスから火葬場前の広場を抜けると、松林の中の小道に通じ、その両脇に小さな墓石が並ぶ構成となっています。

北欧では死者は森の中に還っていくという考えがあるそうです。 この墓地はその地の人々の意識を的確に捉え、表現しています。 そのことが建築を超え、さらにはランドスケープを超えて風景までもを作り出していると感じられます。

建築を建物単体で考えるのではなく、その場所の景色・風景を考える重要性を感じさせられた作品でした。
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| 街並みの開放感 |
3期生の森川です。 僕は修士論文で街並みの開放感を定量化しました。
 丸の内
 月島
例えば、これは丸の内と月島の街路空間ですが、何となく空の見える範囲から月島の方が開放感が高いと思われます。 しかし、開放感=視線の抜けと定義し、建築物の開口部や建物間の隙間を考慮すると、実は丸の内の方が開放感が高いということが分かりました。 街並みの明確な評価指標が無い中でこうしたことを行うことで、街並みに対して新しい見方が可能なので、いずれは1つの都市の開放感ランキングをつくれればと思っています。
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